塗装の基礎知識
外壁屋根塗装の業者を選ぶポイントについて
外壁塗装をいざ考えた際に、悩まれるのが業者選びではないでしょうか?
今回は「外壁屋根塗装の業者を選ぶポイントについて」、「費用対効果」と「適正価格」という観点からご紹介いたします。
最近お客様とお話をしていて、よく耳にするのが
「業者によって値段がバラバラ」
「チラシやホームページ、何を信じて良いのかわからない」
「適正金額がわからない」
との声です。
たくさん業者がいる中で、ごの業者を選べばいいのか?皆様悩まれるポイントかと思います。
外壁塗装では家電のように定価が存在せず、塗料の質や建物に使用されている材質等々によって大きく塗装の値段は変わります。
重要なことは「出した金額に見合った効果のある工事を行ってくれるか」、つまり費用対効果です。
まずはこの費用対効果という観点から外壁塗装業者の選び方についてご紹介いたします。
外壁塗装業者の種類
一口に「外壁塗装業者」といっても、業態が異なり、大きくわけて4つの種類に分けることができます。
①お家を建てたハウスメーカーさん
②訪問営業に来た営業会社さん(リフォーム店)
③専門塗装業者さん(営業が主体で、工事は下請け業者に丸投げ)
④専門塗装業者(完全自社施工管理、営業マンがいない)
費用対効果(安くて高品質)がご希望であれば、「④専門塗装業者(完全自社施工管理)」がおすすめです。
なぜかというと、お客様からいただいた費用をどう使用するかという金額の内訳が異なるからです。
それぞれご紹介します。
①ハウスメーカーさん
■外壁塗装工事の見積もり金額(お客様から頂いた費用)の用途内訳
・元請利益、広告費、管理費
・施工管理の下請け発注費
・塗料代
■外壁塗装工事の総合的な観点
・提案力⇒実際に塗装をしたことがない営業マン
・技術力⇒下請けの技術力の影響でムラがある
・中間マージン⇒管理費、施工費、塗料のすべてで元請利益が発生することが多い。
②訪問営業に来た営業会社さん(リフォーム店)
■外壁塗装工事の見積もり金額(お客様から頂いた費用)の用途内訳
・営業費の歩合、広告費、管理費
・施工管理の下請け発注費
・塗料
■外壁塗装工事の総合的な観点
・提案力⇒実際に塗装をしたことがない営業マン
・技術力⇒下請けの技術力の影響でムラがある、無理な値引きは手抜き工事による品質低下の恐れあり。
・中間マージン⇒営業職の経費と高額な歩合
③専門塗装業者さん(営業が主体で、工事は下請け業者に丸投げ)
■外壁塗装工事の見積もりでお客様から頂いた費用の用途内訳
・営業費の歩合、広告費、管理費
・自社と他社の使い分け、施工費
・塗料
■外壁塗装工事の総合的な観点
・提案力⇒塗装知識が豊富な専門家が所属しているケースがあるので良いときもある。
・技術力⇒自社施工と下請け施工で技術力にムラがある。
・中間マージン⇒営業職の経費と歩合
④専門塗装業者(完全自社施工管理、営業マンがいない)
■外壁塗装工事の見積もりでお客様から頂いた費用の用途内訳
・管理費
・自社職人による施工費
・塗料
■外壁塗装工事の総合的な観点
・提案力⇒塗装知識が豊富、実際に多くの経験を踏んできた塗装職人が対応するので提案内容が具体的、かつ要望を受け入れやすい。
・技術力⇒自社職人や現場管理費用に最も経費をかけるので高品質。
・中間マージン⇒0円。営業マンの経費や元請けがいないので一切掛かりません。
「外壁塗装の費用対効果」という観点から見れば、余計な費用がかからない完全自社施工管理の専門塗装業者に依頼されるのが費用対効果が最も高いということになります。
適正価格で工事を行っているか外壁塗装業者を見極めるポイント
前述のように、外壁塗装には定価というものがないため、「適正価格」というものの見極めは難しいものです。
そのどさくさに紛れて金額を必要以上に上げている業者がいることも事実です。
本当に適正金額で工事をしているか見極めるポイントは下記の三つです。
①根拠のない値引きをする業者に要注意
同じ塗料を使用しても、業者によって大きく割引をする業者さんがいます。
では何故その業者さんは大きな割引が可能なのか、ですが、答えは「手抜き工事」を職人、下請け業者に指示するからです。
手抜き工事をすることにより工事に掛かる日数は減り、人件費が削減できます。
また使用する塗料を必要以上に薄めたりすることで、塗料に掛かる料金が削減できます。
もちろんお客さんにその事実は伝えず、いかにも企業努力で割引をしているように見せます。
また、外壁屋根塗装工事は手抜き工事が完工後すぐにはわかりません。
数か月~数年経ってから初めて手抜き工事をされたことがわかります。
適正金額で工事を行っている業者さんは、なかなか割引には応じることができないです。
また仮に割引に応じる場合は、しっかりと○○の理由で割引させて頂くという説明を行います。
②同じシリコン塗料でも、値段は倍以上違う
現在の塗装業界では、シリコン塗料が最も一般的です。
ただ、メーカーや性質によっては定価が半額以下のものも存在します。
その中でも最も金額が安いのが「水性シリコン」です。
そのようなところに業者によっては突き込んできます。
しっかりどのメーカーのどの塗料を使用するのか確認して、ご自身でもその塗料がどのようなものかインターネットなどで調べるようにしてください。
③「付帯部一式ウレタン塗装」に要注意
付帯部とは雨樋・破風・雨戸など外壁に付帯する細かい箇所を指します。
付帯工事の部分では、ウレタン塗料がよく使用されます。
ウレタン塗料は、安くてお手軽な塗料ですが、何年か先のことを考えるとあまりお勧めできる塗料ではありません。
外壁を良い塗料で塗装する場合、「付帯部分一式ウレタン塗装」は塗料の耐用年数の違いがありバランスが取れません。
また素材自体(特に鉄部)の品質を保てないケースもあり、数年後に追加工事を行う必要があるかもしれません。
そのため付帯工事部分の場合でも、シリコン以上の塗料使用するかしっかりとお考え、ご相談するべきだと思います。
まとめ
今回は外壁塗装業者の選び方について、「費用対効果」と「手奇跡価格」という観点からご紹介しました。
外壁塗装業者は数も多く、選ぶのが大変です。
皆様からいただいた工事費用をどのように使用しているのかという費用の内訳によって費用対効果を図ることが可能です。
また本当に適正価格で工事を行っているのかどうか、判断するポイントもご紹介しました。
ぜひ外壁塗装業者を選ぶ際にご参考にされてください。
外壁塗装や屋根塗装工事は業界の人間でないとなかなかわからないことが多いものです。
私たちハウストゥカラーはお客様に真実のみをお伝えさせて頂き、お客様にとって耐久性や費用対効果等々の様々な観点から本当に良いもののみをご提案させて頂くことをお約束いたします。
ハウストゥカラーは専門塗装業者で自社施工管理。塗装技術だけでなく、費用対効果も自信を持ってご提案ができます。
塗装のことで何か不安なことやご不明な点があれば何でもご相談頂けたらと思います。
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