塗装の基礎知識
屋根塗装の豆知識について塗装のプロが解説します!
外壁塗装を行う際、せっかく足場を立てる訳ですから、屋根塗装も同時にやってしまおうと考えられる方は多くいらっしゃると思います。
ただ、屋根は目には見えにくい部分のため、塗装業者にすべて丸投げしてしまう方も多いのではないでしょうか?
ここでは、屋根塗装の豆知識をご紹介しています。
屋根塗装をお考えの方はぜひご一読ください。
各種屋根材を塗装する際の注意点について
屋根の素材には様々な種類があります。
春日井市だとカラーベストか洋瓦が多いように感じます。
屋根材によってそれぞれ塗装の仕方は違いますし、注意すべき点も違います。
春日井市で比較的多い屋根材について、下記に塗装に関する注意点をまとめました。
・瓦屋根(最近多い洋瓦の場合)
瓦屋根の場合、スラリー層と呼ばれるものを綺麗に取り除いてから塗装をしなければいけません。
スラリー層とは、セメントや砂などを合わせた着色剤の事です。
スラリー層が残ったまま塗装を行うと、せっかく新たに塗った塗膜がスラリー層と一緒に剥がれてしまう原因となってしまいます。
施工には専用の塗料はありますので、屋根専用塗料を使用するのがおすすめです。
・スレート屋根(カラーベスト)
高圧洗浄で苔やカビなどをしっかりと除去することが大事です。
スレート屋根は屋根の中でも苔などができやすい素材になっています。
まずは、洗浄でそれら不純物を綺麗に洗い流すことが大事です。
また、スレートの場合、適切な下塗り材を選定することもポイントの一つです。
劣化が激しい場合、下塗りを吸い込みすぎてしまう為、状況に応じて下塗りを2回、3回塗る選択も必要になります。
また、縁切りの必要性も見極めなければいけません。
・トタン屋根
しっかりとケレンし、錆止めをしっかりと塗ることが大事です。
屋根塗装を行う際のおすすめ塗料
夏場、部屋が暑いなと思う方には、遮熱塗料がおすすめです。
遮熱塗料は2~3度温度を下げるといわれています。
そのためクーラーなど光熱費の節約にもつながります。
塗膜の寿命も15年~20年と他の塗料に比べても長いというのもメリットです。
また、フッ素塗料もおすすめです。
フッ素の塗料が高耐久な塗料というのは皆様もご存知だとは思いますが、外壁よりも屋根は紫外線や雨風の影響を受けます。
そのため、少しでも耐久性の良い塗料を使用することをおすすめします。
屋根の種類によって注意すべき点は異なります。
屋根の劣化は直接的に雨漏りの原因にもなってしまうため、少しの手抜き工事で後々大きな出費が発生してしまう恐れのある場所です。
上記に挙げた情報が少しでも皆さまのお役に立てれば光栄です。